過払い金評論

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過払い金評論

個人再生はマイホームなど手放したくない財産がある場合に有効な債務整理の手段です。

自己破産をすると家財を基本的にとられてしまうのですが
個人再生では住宅ローン特則というものを使うことにより今持っている財産を手放す必要がなくなります。
そして裁判所を通して再生計画で減額した借金を3年間かけて返済していくようになります。
かなり手続きが複雑で難しいので弁護士や司法書士を通してお願いすることになります。
手続き期間が他の債務整理よりも長くかかってしまったり、
自己破産ではその後の収入の用途に制限がありませんが
個人再生では収入は返済に充てなくてはならないなどの大変な部分はありますが
自分の守りたい大事なマイホームなどの家財がある場合は有効な手段です。

住宅ローンそのものは減額されませんが、
手続きをすればほかの債務整理と同じように不当な金利を取られることもないので
検討してみる価値がありそうです。

マイホームを守りつつ借金を整理したい人には最適だということです。

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任意整理は比較的借り入れの総額が少ない方に最適な方法です。
任意整理の最大のメリットは
過払い金を取り戻し、かつ、任意整理以降の返済に関して金利がかからないという点です。
つまり元金のみの返済でいいということなのです!
借り入れがある者にとってこれは大変大きなことです。
たくさん借り入れがある人はほぼ利息を支払っているようなものなので、
元金のみの返済にできるのはとても心強いことです。

ただ、この手続きは弁護士や司法書士に依頼してできるものです。
弁護士や司法書士に任意整理を依頼した時点で受任通知というものが債権者に行きます。
債権者はこの受任通知を
受け取った後は催促、督促など、債務者に接触してはいけないことになっているのです。
その後、弁護士・司法書士と債務者とのやり取りになります。

任意整理では過去に支払った返済金に過払い金がなかったかも調べて
いまある借金と相殺します。
場合によっては借金がなくなる可能性もあるのです。

しかも裁判所を通さない手続きなので家族にも内緒で借金を片づけることさえできるかもしれないのです。

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借り入れがかさみ、返済で苦しんでいる人々のための債務整理というものがあります。
実際には債務整理とはどのようなものなのでしょうか。

債務整理は私のように多額の借金を複数の金融機関から借りているものに有効な手段です。
そういう複数の金融機関にお金を借りている人を多重債務者といいます。
債務整理はそのような多重債務者がより有利に
改めて借金と向き合うために必要な手続きなのです。

債務整理とにもさまざまな手段があって人それぞれに合う手段が違うようです。
自分ですることも可能ですが、手続きが複雑なので
いずれも弁護士や司法書士の事務所に相談して手続してもらうことが一般的です。

一番穏やかな解決法の任意整理。
弁護士や司法書士に依頼して行うもので元金のみを返済したり過払い金を取り戻したりできる手続きです。

それから比較的新しい方法である個人再生。これはや家財を手放したくない人に最適な債務整理の手段。

そして有名な自己破産。聞くとすべての終わりのような響きを感じてしまいますが
自己破産にももちろんメリットがあるようです。

そして裁判所を通して行う特定調停という手段もあります。

自分の借金の総額や借り入れの期間、おかれた状況を考えて自分にあう債務整理を見つけ出さなくてはいけません。

債務整理をするにあたって弁護士や司法書士に依頼するので別途その分の費用も掛かります。
借金があるのにさらにそれらの費用も負担するのかと、債務整理に二の足を踏んでしまう人もいるかもしれません。
でも弁護士や司法書士に依頼した時点で催促や督促がすぐにストップするというメリットがあります。
督促というのは多重債務者にとって大変なストレスです。
毎月の返済、資金繰りの事で頭がいっぱいの上にそのような督促があっては
正常に頭を働かせることも難しくなります。
まずは弁護士や司法書士に相談してこの借金地獄から抜け出し新しいスタートを切る方法を考えてみるのがベストだと思います。

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一度クレジットカードを使うと、本当に簡単にお金を借りれることが分かります。
誰にも会わずにコンビニのATMでまるで自分の貯金を下ろせるように
お金を借りることができるのです。
私はクレジットカードでの借金をするのが初めてだったのですが
すぐに慣れて使いこなすようになっていきました。

会社の給与が激減したことから私は副業を始めることにしました。
その副業が軌道に乗れば、多少の生活費の借金はすぐに返せるという皮算用があったのと、
妻に対して生活費をもっと切りつめてくれと頼むことがどうしてもできない見栄があって
クレジットカードでの借金を重ねていきました。
ところが副業で収入を上げていくことが思うようにいかず、結局5年間も自転車操業が続きました。
複数の金融機関から借り入れがあり、クレジットカードで借りたお金ですぐに別の会社に返済するといったこともありました。
もう総額でいくらの借り入れがあるのかもわからないようになっていたのです。
もし、職場に督促が、返済の催促の電話がかかって会社にこの借金を知られるようになったらと思うと恐ろしくなりました。

そうなってやっと、債務整理のことを考え始めたのです

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以前は仕事も会社もうまくいっていて、同期では一番早く順調に管理職に昇進したこともあり給与もかなり良かったので

念願の一戸建てを購入することができました。
家の購入のほかに、どうせ借金を抱えるのだったら同じだろうと
車も新車を購入しました。
ちょうど家を新築したあたりに二人目の子供が産まれたので
車もミニバンのようなファミリーカーにしたいと思ったのです。
家を建てると新しい家に合わせて家具も新調したくなります。
カーテンやベッド、エアコン、ソファー、ダイニングテーブル。
家の頭金で貯金は使い果たしていたのですが妻の希望のままに家具や家電も購入しました。
ローン総額はかなり行きましたが、
永住できるところが決まった安心感のほうが大きかったのです。
35年ローンを組んであとはまじめに働いて順調に返していくだけだと腹をくくっていました。

住宅ローンは当時、ボーナスもかなり良かったので、月々ののほかに
ボーナス時の支払いも設定しました。
毎日の生活レベルを落としたくなかったし、
子供も習い事などさせていましたし、小学校受験もさせたかったので
これから教育費がかさんでいくことを見越して
月々の返済額を減らしたかったのです。

今考えればこのボーナス時の返済が曲者でした。
給与は増え続け、ボーナスは無条件にずっと出続けるものだという認識だったので
会社が傾いて大幅に削減されるなど思いもしませんでした。

家を建ててすぐに会社が不祥事をおこし、倒産は免れたものの、かなりのダメージを受けました。
役員給与は軒並み削減されました。
管理職もボーナスが支払われないという事態になってしまったのです。
管理職とはいっても下っ端の課長である私も一年間、ボーナスが全く支給されなくなってしまったのです。
そのような厳しい状況を何とかやりくりするために生活費をクレジットカードで賄うようになりました。
家の関係の管理は私がしており、月々の生活費を妻に渡しているという状態だったので
妻に知られることなくやりくりをしていたのです。
債務整理に至るまでその生活は続きました。

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私は借金をしたことがありませんでした。
消費者金融や債務整理、自己破産なんて無縁だと思っていました。
なんだか、お金を借りると返すまで落ち着かず、いい気持ちがしないとわかっていたのでそれまではもちろんキャッシングもしたことがなく、両親にお金を借りることさえもありませんでした。
そういう方は意外に多いのではないでしょうか。自分だけは借金をしないと考えている人が。

でも借金は誰でもしてしまう可能性があり、他人ごとではないのです。そんな私が最初に背負ってしまったのが住宅ローンです。
住宅ローンも立派な、しかもサラリーマンがしうる最も大きな借金ではないでしょうか。
普通のサラリーマンでキャッシュで住宅を購入できる恵まれた方はそうはいないでしょう。
私も住宅ローンを組むのが最初の借金でした。
それまでは車でさえ中古のものを現金で購入していたので私の借金履歴はまっさらで住宅ローンもスムーズに審査を通りました。
でも人生は何が起こるかわかりません。ある拍子に、金銭感覚がずれてしまい、キャッシングを重ねるようになってしまいました。
住宅ローンという巨額の借金がマヒさせてしまったのかもしれません。

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これは私の経験談なのですが、債務整理する前と後とで色々と心境が変わってくる過程の中での話です。
それまでは、借りて、借りて、首が回らなくなるような生活を送っていたので、長くつきあっていた昔からの友人、親兄弟、ほとんどの人々と縁遠くなる生活でした。
「お金を貸してほしい」と頼めば、何人かは力にもなってくれましたが、その返済が滞り、「もう駄目だな、こいつ」と思われてしまった時点で、まったく連絡が無くなりました。
しかし、その中でも心底私のことを諦めきれない友人もいました。
ダメなやつだと思いながらも、私の見えないところで「いつかは立ち直ると信じている」と思いながら、黙って遠くから見守っていてくれた友人は私の人生の中の大切な宝物です。
私は債務整理の審議期間に私の方から連絡を入れました。
しばらくお金を借りている立場なのに音沙汰が全くなかったことに対して大変憤慨していましたが、債務整理にとりくんでいる旨を話すと、口調はだんだん穏やかになっていったのをよく覚えています。

「口先だけで調子のいいこと言って、結局最後は困難から逃げ出してしまっていたあんたを憎んだこともあったけれど、今はちゃんと自分の借金と正面から向き合っているんだから、まあ、よかったんじゃないの?」というような言葉をもらいました。
その後、以前に友人に借りた20万円をまだ1円も返済していないことを詫び、改めて借用書を作って、計画的に返していきたいことを伝えると、厳しい言葉を間にはさみつつも、最後には了承してくれました。

「あんたと一緒に前みたいにお酒飲んだり、遊びに行ったりしようとは今は思わないけれど、お金を全部返してもらって、お互い何のわだかまりも無くなったら、その時は一緒にお酒飲みたいね。
でも、その時はあんたのおごりだからね」と、言われ、嬉しさと自分の情けなさが頭の中でごちゃまぜになり思わず涙がこぼれました。
多大な心配と迷惑をかけてしまったけれど、今までとは形こそちがうけれど友であり続けたいという気持ちが伝わってきたのでもうこの友人を裏切れない!という気持ちでいっぱいになりました。
何としても頑張って完済する!という強い意志を持てました。

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私自身も最近知ったのですが、プロの弁護士、司法書士に債務整理を一切を依頼すると、とても大きなメリットがあります。
それは・・・。
なんと、「過払い金請求」も同時進行で行ってくれるのだそうです!今までグレーゾーン金利で積み重なった過剰支払額が返してもらえるのですからこれは嬉しいことです。
債務整理とは別に申し立てをすれば、その分弁護士費用もかかってしまうところですが、債務整理と同時進行なら新たな請求はされないので一石二鳥と言えるのではないでしょうか。

これはプロではないとできないことです。
このような条件での和解成立を、さて私のような素人が債権者を相手取りできるわけがありません。
逆に、約束を守れなかったことを逆手に取られ、過払い金どころか、元本、金利の見直しすらしてもらえなくなる可能性があります。
確実な結果を求めるのなら、間違いなく債務整理の段取りを迅速に進めてくれる弁護士に依頼するのが良いのではないでしょうか。
和解成立までやることといえば、書類に名前と印鑑を押すぐらいしかないかもしれません。

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裁判所での話し合いが終わり、返済計画も相手方とまとまり、あとは働きながら完済する意気込みで生活しているあなたに、もし魔の手が差してくるとしたら。
完済するまでどこの業者からもお金を貸してもらえない状況を知っているのが、もし高利でお金を貸す悪徳業者、ヤミ金だったとしたらどうでしょう。
あなたが、債務整理中であっても、仮に自己破産したとしてもそれを逆手にとって暴利をむさぼろうとするのが悪徳業者の特徴です。
債務整理の結果、毎月の返済金が減ったことを知れば、その新たな生まれたゆとりの部分のお金さえ、目につけられます。
「どこからも借りられなくてお困りではないですか?少しでしたらお貸しできますよ」そんな甘い言葉には絶対載らない!と断固たる自信を持っていれば大丈夫かもしれませんが、もしあなたがその時に、生活の一部に金銭的な不安を抱えていたりしたら、「ほんの少しだしいいかな?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、そのほんの少しの借り入れが、法外な高金利で、日ごとに2倍、3倍と膨らんでいくのです。
何度も借入を繰り返してきた時に味わってきた、借りられた時のつかの間の安心感。
この一時的な偽物の安心感を自分の中から排除しない限りは、再び返済地獄に陥る可能性があると自覚しましょう。
せっかくの長期にわたる債務整理の期間、手間を思うと、実にもったいない話です。
全てが無駄になってしまいます。
借入をしてはいけない状況にある中で借入をしてしまうことが債務整理での債権者となっている相手方や、裁判所に知られてしまうと一切の債務整理の計画が破棄される可能性だってあります。
ですので、もしあなたがそのような甘い話を貸し金融と名乗る者から持ってこられたときは、まずは頭からその話を疑ってください。

インターネットなどで相手の情報を探し出してみるのも手段ですが、それよりもまず、肝に命じてください。

あなたは借入をしてはいけないのです。
きっぱりと断れる心を持ちましょう。

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債務整理を民間の弁護士に頼んだ場合のデメリットを挙げてみようと思いましたが、自分の代わりにあれこれと面倒なことをお金さえはらえば自分以上にうまく行ってくれるのですからこれはデメリットとは言えないのかもしれません。
確かに弁護士によってその料金も変わってくるのは事実ですが、今は着手金や初回相談料は無料のところもかなり多くありますので、まずはその初回相談だけでも受けてみる価値はあります。
法律の上での話のやり取りになるので、聞いたことのない法律関連の言葉におののいてしまうこともあるかもしれませんが、そんな時は、しっかり分からない旨を伝えれば、わかりやすく教えてくれるのも法に詳しい弁護士や、司法書士の成せる技でしょう。
「自分は口下手だから、弁護士と話し合うなんて無理」と決めつけないでありのままの状況を伝えてみてください。

多重債務の場合は特に必要書類をそろえるのがさらに手間取ります。
自分で申し立てするよりもお金はかかりますが、確実に返済を減らしたいときは、大変強い味方となるでしょう。

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時間をかけて前もってゆっくり確実にそろえていきましょう。
納得のいく債務整理の結果を得るためにも、書類に記入漏れや虚偽の申請などないよう、心がけましょう。

◇裁判所で入手した申立書◇借金の内訳が書いてある書類。
書類自体は裁判所で入手できます。

多重債務の場合はすべての貸金業からの借り入れを記入することになります。
借金の種類やその契約日、現在までの返済状況等。
◇特定債権者であることの資料本人(申し立てする人)の生活状況や家族の生活状況を記載します。
裁判所にて入手が可能です。
◇資産目録 貯金額、手持ちにある現金、不動産、自動車など、申立人の資産を把握するために必要な書類です。
裁判所にて入手が可能です。
◇家計表申立人の収入と支出(1か月分)を把握するために必要な書類です。
裁判所にて入手が可能です。
◇債権者を記したリスト(債権者一覧表)◇その他の書類・住民票の写し、戸籍謄本、契約書や借用証、給与明細、源泉徴収、公的料金の領収証、通帳のコピー、資産にまつわる書類(家建物をお持ちの場合は登記事項証明書、車をお持ちの場合は車検証、保険証等)

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1.必要書類を集めます。
どの債務整理を選んでも、確実にそろえておかないといけない書類があります。
すぐに手に入らないものもありますので、申し立ての直前になってあわてることのないよう、前もってそろえるようにしましょう。
2.申立書を作成します。
必要書類はコピーをとって提出することになります。
(公的機関の発行する書類は原本を提出します)3.特定調停の申し立てを行います。

必要な書類すべてを簡易裁判所にて行います。
1つの漏れもないように、自宅を出るときは書類の一部を忘れないように、ひとまとめをクリアファイル等に入れておくとよいでしょう。
申し立てが終了すると、約1か月程度で裁判所からの呼び出し状が届きます。
4.調停期日(1回目)呼び出し状が書かれている期日に、必ず裁判所に出向いてください。
この日は、直接債権者との話し合いは行われず、本人と調停委員の面接のみ行われます。
書類の内容に間違いがないか、確認作業をし、これからの返済計画なのを作っていくにあたって、いくつか質問されることになります。
5.調停期日(3回目)債権者、調停委員、本人による話し合いとなります。
話し合いがうまくいけば、この日で調停成立となりますが、逆にまとまらなければ、3回目の調停期日に出席することになります。

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特定調停のメリットを手短にまとめてみました。
◇自分で申し立てを行えば費用が安くできます。
管轄の簡易裁判所にもよりますが、ほとんどのところが債権者1社につき、印紙代300円ほど、切手代が420円ほど。
10社が相手でも1万円に届きません。
ただし、民間の弁護士や、司法書士に代理を頼むとケタが違ってきます。
◇元本を減額してくれる「利息制限法引き直し計算」という計算方法を使って残りの元本の金額が見直しされます。

◇取り立てが来なくなる!弁護士や簡易裁判所が代理権の認定をした司法書士に申し立て依頼を行った場合、その時点からの催促、取り立て行為が規制されます。
安心して債務整理の作業に取り組めます。
◇申し立て理由に内容を問われない。

任意整理や自己破産の場合では無理でも、特定調停ではギャンブルによる多額の借入がその理由であっても特定調停の場合は可能です。
悪い結果を恐れて虚偽の内容を申請時に申し立てることなく、申請は正しい情報を書き記しましょう。
◇「官報」に名前が載らない政府が発行している「官報」というものがあります。
自己破産すると、本人の名前、住所、申請した裁判所、日時までも載ってしまうのですが特定調停にはありませんのでご安心ください。
名前はおろか、住所まで載ってしまうこの「官報」を悪用する人がいるようです。

たとえば、悪徳商法の手にこれが渡ってしまったら、ある日を境に「カモ」だと思われ、不要なダイレクトメールを送られてきたり、高利貸からもアクションを起こされたり、いろいろと自分にとって良くないことが起こりえます。
プライバシー保護の面で、この「官報」には載らないでおきたいものです。
◇利息の免除が期待できる申請手続き終わり、債権者との話し合いの中で決まっていく元本の減額ですが、それと同様、利息も大幅に免除されるはずです。
ここまで、かなり簡単にお伝えしましたので、不明な点、疑問点があれば、所轄の簡易裁判所にお問い合わせください。

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債権者側の管轄内にある簡易裁判所によっては、金額が多少異なりますがおおよその金額として記しておきます。
正確な金額は簡易裁判所に直接お問い合わせください。
◎特定調停申し立てを本人が行う場合・特定調停申立書貼用印紙(債権者1社につき) 300円から500円ほど・予納郵券(切手のことです)債権者が1社の場合 500円から1,450円ほど それとは別に債権者が1社増えるごとに 約250円が加算されていきます。
◎特定調整申し立てを民間の弁護士や司法書士に頼んだ場合(報酬額)・債権者1社につき、2万から4万円が目安もし2万円の弁護士に依頼したとして、10件の債権者に対する申し立てを行った場合、20万円かかるという計算です。

こちらも、弁護士や、司法書士の所属している弁護士事務所などにより金額が大幅に変わってくることがあります。
どの債務整理を選択したとしても、上記以外にも裁判所までの交通費や、念のためにとっておきたいコピー代など、雑費が別にかかることも念頭に置いておいたほうが良いでしょう。

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私の場合は、借入が12件ありました。
法の力を借りようと思った時には、すでに自分で借入の契約書を改めて読んでみるような心のゆとりもまったくなかったので、まるで駆け込み寺に飛び込むような心境で、債権者側の管轄の簡易裁判所に電話で相談しました。

色々と資料をいただきつつ、お話を聞いてみると、私の場合は「まだ若いし、自己破産するほどの金額でもないし、債務整理するなら金利を減らして返済したらどうだ?」というような事を言われました。
(このころはまだ「特定調停」という名前ではなかったように思います。
記憶がうろ覚えでごめんなさい))今すぐにでも逃げ出したいような気分が根底にありながら最初はそういわれたので、「ああ、調停か。


結局、借金生活からは逃げられないんだな。



」なんて、せっかくの出していただいた提案にも、なんとなくウンザリとした気持ちで聞いていたのを覚えています。
そんな私でも、何度も裁判所に通っているうちに気持ちは前向きになりました。
馬鹿な借り方をした私のために、裁判所の方は私になりかわって債権者の方々と今後の支払についていろいろと話し合ってくれました。
あれからだいぶ時間がたちますが、今もあのころを思うと親身になって話を聞いてくれた裁判所の人の事を思い出します。

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特定調停は、債務整理の中の一つの方法です。
債権者側の管轄の簡易裁判所で行うのが一般的なので、もし、特定調整をしてみたいと思う方は、債権者側の管轄にあたる簡易裁判所に問い合わせてみることをお勧めします。
特定調停は、債務整理の中でも新しい制度として 平成12年ごろに施行され始めたばかりの手続きなのだそうです。
ですが、私の記憶の中では特定調停のような流れで簡易裁判所で 実際、私の多額の債務を整理してもらったことがあります。

裁判所と聞いて、私が最初に受けた印象は、 「もしかしたら、債権者と向かい合って、よくドラマで出てくるような 法廷で争うような場面があるのではないのか」と思ったものです。

です。
ですが実際は私の代理となる裁判所にいる「調停委員」という 肩書きの人が、債権者と話し合ってくれるのです。
私のような素人がプロである債権者と話し合っても いつまでたっても平行線のままになってしまうのは 目に見えています。
埒のあかない状況から脱却し、 双方の合意に達するまでの期間を短くするためにも こういう形をとっているのだと思われますさて、気になるのはその費用です。

特定調停は、本人でも申し立てが可能です。
もしくは、申し立てに必要な書類に記入するのが面倒と言う方は、民間の弁護士や司法書士に依頼するという方法もあります。
ですが、私は弁護士や司法書士に数万円のお金を支払うほどの余裕はありませんでしたので、書類書きや、資料をそろえるのは全部じぶんでやりました。
わからないことや、不安なことは簡易裁判所に電話して聞いたり、裁判所でいただいた説明書きを見ながらゆっくりと落ち着いて行ったら、私のようなめんどくさがりな者にも出来たのです。
管轄の費用は、それぞれの自治体管轄の簡易裁判所により、若干金額が違うようです。
インターネットで調べることも可能ですし、直接裁判所に問い合わせしてみるのもよいでしょう。
正確な金額を知ったうえで、ご判断ください。

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債務整理と任意整理は同じ意味だと思っている人って結構多いのではないでしょうか。
実を言うと、これを書いている私もそうだったんです。
実のところ、債務整理と言うのは・任意整理・特定調整・民事再生・自己破産以上の4つをまとめて債務整理と呼ぶとの事。

ワタクシ、個人的には債務整理経験者なんです。
その中の、「任意整理」を10年ほど前に体験しております!裁判所に通っている間も、債務整理と任意整理の意味を取り違えながら、人様とそのことについて話しておりました。
今思うと、よく通じたな・・・と思います。
お恥ずかしい限りではありますが、これを機に、しっかりと改めて債務整理の知識を学びながら書き綴っていけたらと思っています。
法律の事ですので、学んでいく間に今まで聞いたこともない難しい言葉も出てくるでしょうが、知っておいて損のないことばかりだと信じています、債務整理とは任意整理も含まれている4つの方法の総称だということをしっかり覚えておきましょう。

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私は多重債務者でした。
全社借入金総額が300万円に達したところで、もう毎月の返済が追いつかなくなり、働いても給料は返済を済ませると、微々たる金額しか残らなくなり、もうギャンブルで一発当てるしか生きる手立ては無いと考え、1発4円換金のパチンコ屋さんにあるだけの現金を持って出かけました。

当然、勝つわけもなく、最後には親、友人に泣きつき、借りたお金を返すこともなく、友人には見放され、「あなたとは二度と関わりを持ちたくない」とまで言われました。
私が任意整理の手続きをしてから、もう10年は経つでしょう。
利息、延滞利息なども削られた後の返済は、さて、楽でしたか?と聞かれても「はい。
返済は楽でした」とは私は決して言いません。
「返済能力のない人生の落伍者」として自らを軽蔑しながら生きてきたのでかさんだ金利をほとんどはらわなくてすむようになっても、全額返済するまでは、一切気を抜かずに返していったつもりです。
ただ、全額返済できた今だからこそ言えることですが、債務整理は、人生をやり直せる最後のチャンスだと言えるでしょう。

自分には返せるわけはない、逃げるしかないと思いながら生き続けた先に何があるのかと債務整理をする前の問いかけの先には絶望しかありませんでした。
整理するまでは、押し入れの中にしまいっぱなしだった、今までの借金で貯まってきた、契約書、請求書、催促状、領収書の数々と改めて対面することになります。
その、無謀ともいえるべき借り方に、愕然とするでしょう。
返せるあてもないのに、よくこんなに借りたものだと、自分の愚かな行為とやっと真正面に向き合えるわけです。
さて、借金を繰り返してきたころの私は冷静だったのかと自問自答しました。
答えは明らかでした。

借金のために借金を重ね、ギャンブルに手を出していた私が正常だったとは思えません。
ですので、債務整理により完済できた喜びよりも、自らを冷静に見直し、ゆっくりと正常な生活のリズムを取り戻すきっかけとなったほうが実はありがたいのです。

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最近は、借入の負担を減らすために役立つということで任意整理や債務整理という言葉が記されたチラシや駅刷りなどをよく見かけます。
そういう法律にまったく縁遠い人は、「そんなうまい話あるわけがない」とか、「整理できたとしても法律事務所に高い手数料を払わなければならないんじゃないの?」とか、「借りたものは返すまですまされないはず」などと思い、頭から疑って、知ろうとするのもやめてしまう人もいるのではないかと思います。

私も、知ってはいましたが、実際に決断するまでそうとう時間がかかりました。
任意整理は実は債務者自身が行うことも可能ですが、やはりプロではないので、債権者の強気な態度に弱気になって期待していた結果が得られない事も考えられます。
債務整理を行う法律事務所もたくさんあり、ネットでも情報が公開されていますが、何も知らないで飛び込むより、より正確な情報を知ったうえで新たな返済計画が立つまでいい意味での緊張感を保ったうえで、任意整理の手続きにとりくんでみてはいかがでしょうか。

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