過払い金請求手続きにかかる費用
過払い金の請求は、多くの場合任意整理や債務整理の際に行われます。
任意整理や債務整理は大体のケースで弁護士や司法書士に依頼されており、自分で過払い金請求を行う人は、もちろん着手金などは不要となります。
弁護士や司法書士に任意整理や債務整理を依頼すると、債権者1件に付き5万円程かかります。
ただし、現在は弁護士や司法書士の報酬は自由化されていますので、各事務所によって設定金額が違います。
自分が依頼する事務所に任意整理や過払い金請求を始める前に確認することが格安で過払い金請求をするために重要なことだと言えるでしょう。
また、過払い金請求が成功すると、確定した過払い金の5%~10%を過払い金請求の成功報酬として弁護士や司法書士に支払うのが普通です。
もし、調停に持ち込んだ場合は、その費用も別途にかかります。
過払い金が戻れば良いのですが、過払い金請求が認められなかったら、その費用も無駄になりますので、過払い金請求を調停に持ち込む前によく検討することが大事です。
いずれにしたも、過払い金請求はクレジット会社などとの交渉が必要ですから、弁護士や司法書士に依頼することが良いでしょう。
【過払い金請求手続きにかかる費用】
<例>債権者1社につき
着手金 21,000円
報酬金 21,000円
合計金額(税込) 42,000円
<さらに詳しい例>
債権者数が7社で、負債額が400万円だった場合、減額交渉により、300万円までの負債圧縮に成功。
そして、全債権者との将来利息カットの和解が成立した場合・・・
①基本報酬として
2万円+2万円×7社=28万円
②減額報酬として
400万円-300万円×10%=10万円
③その他(経費など)
3万円
結果、弁護料は・・・
28万円+10万円+3万円×消費税=43万500円となります。